赤外線ランプと波長
赤外線は見えない光線と言うことで様々な場所のセンサーとして使われています。
具体例を挙げると、人感センサー付きのライトは人が来たことを検知しライトを点灯させたりしますが、それも赤外線を検知しており、前後で変化があれば動作するといった仕組みです。
他にも自動ドアでも使われていますし、トイレなどの手を洗う場所でも使われており、そこでは蛇口をひねらなくても手をかざすだけで水が自動的に出てきます。
さて、赤外線は紫外線と共に太陽光に含まれているのはご存知でしょう。
目で見ることが出来る可視光線は七色の虹に見られるように様々な光を含んでいます。
赤外線はその言葉で一括りにされていますが、波長の違いで「近」と「中」と「遠」という字を前に付けて区別します。
例えば、遠赤外線という言葉は一般的な商品にも使われているので、多くの人がご存知だと思います。
ところで赤外線ランプという言葉を聞いたことがあるでしょうか、ヒーターとして使われたりしますが、代表的なのは寒い冬には欠かせない暖房器具のコタツです。
その中には赤外線ランプヒーターが使われています。
赤外線ランプは様々な波長を出すことが出来ます。
赤外線ランプを使用した製品が放出できる熱の温度について
赤外線ランプを使用した製品が放出できる熱の温度は、製品が使用している発熱体によって異なりますが一般的には数千度までの熱を放出できるようになっています。
理由として赤外線ランプの発熱体に使用されているカーボンファイバーの耐久温度が数千度になっているので後は高出力な電源とそれに対応できる電気コードや内部の電子基板を確保することができれば非常に高い発熱を得られることができます。
もちろん電気のエネルギーを使用しているので光熱費がかかってしまいますが、エネルギーの変換効率はガス式の製品よりも高いので非常に低燃費です。
赤外線ランプを使用した製品はいくつか種類があり、使用されているカーボンファイバーの種類が大きく異なっています。
例えば従来製品よりも不活性ガスを使用することによって遠距離まで放熱できるように設計されたハロゲンヒーターがあります。
これは一般的な赤外線ランプを使用した製品とは違って低出力ではありますが非常に自由度が高く安全性能が高いです。