爬虫類は赤外線ランプが必要
ペットとして飼う事が可能な爬虫類といえばトカゲや蛇、イグアナやカメレオン等が挙げられます。彼らは一般的に長生きする事が多いので、一度飼い始めれば長く一緒にいる事が可能です。
では何故彼らを飼う時に赤外線ランプが必要なのかというとちゃんと理由があります。それは赤外線ランプは物質を温める効果があるからです。爬虫類は変温動物の為、自分だけで体温調節をする事が出来ません。その為自然で生きていた頃の環境と異なる場所に適応するには、かごの中の温度を常に一定に保ちながら、温度勾配を作ってあげましょう。そうする事で彼らはかごの中で自分にとって快適な場所を見つけながら生きていく事が出来ます。
赤外線ランプを取り付ける時には1つ注意ポイントがあります。それはランプの照射範囲が、対象物の身体の大きさに対して小さいと、身体全体が温かくなるまでそこに居座ってしまい、皮膚にやけどを負う恐れがあるので、赤外線ランプを取り付ける時には照射範囲をきちんとチェックしてあげる事が重要です。
ヒーターとして用いられている赤外線ランプについて
ヒーターは、家庭での冬季の加温用から工業用の加熱用途まで幅広く用いられています。身近なものとしては、家庭の部屋にあるハロゲンヒーターがあります。工業用であっても原理や基本的な仕様は部屋にある器具と同じです。
電流をハロゲン化物がフィラメント部に封入された部分に流すと、赤外線が発生します。この原理を元にしてバルブ形状にして製品化したものがハロゲン電球であり、赤外線ランプとも呼ばれます。投入した電力のおよそ85パーセントが赤外線に変換されることや、スイッチを入れるとすぐに赤外線が発生し発熱が起こり、スイッチを切ってすぐに発熱が収束するといったコントロールのしやすさも特徴です。
これらの特長を活かして赤外線ランプは、部屋の局所暖房用に用いたり、工場での大規模な加熱工程で採用されています。また、調理器具にも内蔵されているだけでなく、現在の主流デバイスである液晶ディスプレイや太陽電池などの製造プロセスにおいても幅広く用いられています。